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【くらしナビ】お肌のサポーター「卵殻膜」(産経新聞)

 ■精妙な自然のフィルター 化粧品に応用

 鶏卵の中にある薄い「卵殻膜」が、女性にとって気になるお肌の味方になる、と注目されている。最近の研究で肌へのサポート力が明らかになり、化粧品として製品化されたのだ。

 「卵殻膜」とは、卵の殻と白身の間にある0・07ミリの二層の膜のことで、主成分はタンパク質。人の肌や髪の成分に近く、18種類のアミノ酸でできている。

 セルツーボディ・ダイナミクス・ラボ(身体に劇的に影響を与える細胞研究)に詳しい東大の跡見順子名誉教授によると、「細胞というのは、いい環境をつくってやると本当にうまく、元気に働いてくれるんです」という。

 人間の皮膚はコラーゲンを中心に、糖タンパク質、ヒヤルロン酸などでできている。その中でも、肌の弾力を保つ役割を担っているのが、コラーゲンの中のIII型コラーゲンで、赤ちゃんの肌に多く含まれており、「ベビーコラーゲン」とも呼ばれている。

 ところが、このIII型コラーゲン。年とともに徐々に減少してしまう。皮膚がたるみ、弾力がなくなるのはそのせいだ。

 跡見名誉教授は加水分解した「卵殻膜」を使い、皮膚細胞への影響を調べたところ、細胞が劇的に活性化。コラーゲンや糖タンパク質、ヒヤルロン酸などを旺盛に作り出したという。

 「卵殻膜というのは生物が作り出した微妙で精巧なフィルター。酸素を取り込んでCO 2など有害物質を排出してしまう。ひなが細菌に侵されず、育つのもこの卵殻膜のおかげで、自然が作り出した神秘の驚くべき物質」と跡見名誉教授。

 その「卵殻膜」を使った化粧品が「アルマード・ラディーナ」。セシール(高松市)の関連会社「アルマード」が扱っている美容液だ。

 「一昨年の秋に販売開始しましたが、通販とネットのみの展開にもかかわらず大変な反響」と、セシール広報室の藤田あおいさん。

 小さな卵の中の不思議な力。今後も利活用が期待できる素材だ。(小林忍)

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